生活習慣病を予防する意外な食材!くるみを積極的に摂取しよう!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

おいしいものを食べて生活習慣病を予防できることもある!

おいしいものには毒があるというようなことが昔から言われています。しかし、おいしいものでも適量を正しく食べることによって、私たちの健康にとって大きなプラスとなることもあります。ただし、そのためには、食材の栄養素やその働きなどについての知識もある程度もっていなければなりません。

生活習慣病を発症したら、薬を飲んでその治療をしなければならないのは当然のことですし、また、生活習慣病を予防したいと思ったなら、迷わずサプリメントを摂取する・・・という人も多いと思います。だって、生活習慣病にかかってしまったら治療をするのは当然だから薬だって飲むし、予防できるのであれば、サプリメントを飲んで生活習慣病にかからないようにしたい!と、何の疑いもなくそう考える人は多いでしょう。

もちろんそうした従来的な発想で治療や予防をして健康管理を行うという考え方自体は悪くありません。特に治療は医薬品の力でどうにかしなければならない生活習慣病のほうが多いはずです。ただ、予防という意味では、同じ食物に分類されるサプリメントを摂取するならば、食材から予防効果を得ることだって不可能ではないはずです。

そもそも、サプリメントは同じ摂取でも、どちらかといえば服用に近い感覚であって、風味を楽しんだり食べる楽しみを感じたりすることはありえません。それならば、おいしく食べて健康を維持するという考え方のほうがずっと建設的で、メリットも大きいはずです。でも、そんなオイシイ話がほんとうにあるの?と思う人も多いでしょう。しかしあるのです、そういうオイシイ話が。

今回は、そういった(いろいろな意味で)オイシイお話をしていきたいと考えています。そしてそのオイシイものとは何かというと、もなさんもご存知、くるみという食材です。

くるみの驚くべき効能

くるみには高い栄養価があるという話は古くから言われてきています。おそらくすでにくるみに関する情報は耳にしたことがありますよという人も多いでしょう。ただ、くるみは単に栄養価が高いというだけではなく、もっと驚くべき効能があるということが、近年研究によってわかってきているのです。

くるみには生活習慣病予防の効能があった!

実は、くるみには心筋梗塞などをはじめとする生活習慣病を予防する効能があるのです。これはすでに科学的根拠に基づいて証明されていることです。具体的に、くるみの生活習慣病予防の効能に関して証明されている部分についてお話していきます。

くるみ28g(片手に軽く一杯)に含まれるくるみの成分によって、コレステロール低下作用、抗炎症作用などがすでに確認されていました。しかしそれ以外にも、くるみ特有の濃厚な味わいには、ω-3脂肪酸(n-3系多価不飽和脂肪酸の仲間)が影響しており、ω-3脂肪酸を豊富に含むことで知られるナッツ類の中でも、くるみが含有するω-3脂肪酸は断然トップであることがわかりました。

ω-3脂肪酸の効能は、心筋梗塞をはじめとする心疾患の予防がその最大の特徴です。実際、日本を含む世界各国で、くるみ摂取と心疾患の関係を調べるための臨床試験が行われてきており、くるみには重篤な心疾患を予防する効果があるということが証明されているのです。

しかも、心筋梗塞に代表される心疾患の予防のプロセスがまた素晴らしく、くるみの有効成分が血管に働きかける強い力を示しており、結果的に、心疾患以外にもさまざまな生活習慣病への高い予防効果を示すことがわかってきています。そうした血管への有効な働きかけが、最終的に複数ある心疾患のリスクを回避する効果につながるために、くるみは心疾患の予防効果が高いと説明されることになっているのです。

LDLコレステロールを低下させる

くるみが心疾患を予防するという部分についてもう少し詳しくお話していきましょう。心疾患にとって最も高いリスクになるといわれているのが、LDLコレステロールですが、実は、くるみにはこのLDLコレステロール値を低下させるという効能があるのです。そのため、血管の状態が改善され、心疾患をはじめとするさまざまな生活習慣病の予防への効果が発揮されることになるのです。

この事実を受けて、毎日ひとつまみのくるみを食べましょうという啓発が世界各国で行われるようになってきています。もしかしたらみなさんの耳にもそうしたくるみの驚くべき効果の高さに関する情報が、すでに届いているのかもしれません。

そして実は、くるみの効能の素晴らしさは、まだまだ他にも認められているのです。これについても加えてお話しておきましょう。

食事にくるみを取り入れるメリット

くるみが心疾患を予防するプロセスには、血管の状態を良好にする(つまり、LDLコレステロール値を低下させる)という望ましい経過を踏まえるという重要な段階があります。血管の状態がなぜ良好になるのかというと、もちろんLDLコレステロール値を低下させるというファクターが最も大きいですが、くるみには、冒頭でお話したように、高い抗炎症作用が認められているのです。そのため、血管が損傷したとしても、抗炎症作用によって血管のダメージを軽減することが、くるみの効能によって実現できるのです。

その結果、動脈硬化の予防の効果がくるみを摂取することで期待できるのです。動脈硬化が心筋梗塞をはじめとした心疾患の原因になることは知られるところですが、それ以外にも、脳卒中などの脳疾患にも動脈硬化が大いに関係していることも、すでによく知られています。ということは、くるみを摂取することによって、生活習慣病の代表ともいうべき心疾患と脳疾患のリスクを軽減することができるということにもなるのです。

このあたりがくるみのポテンシャルの高さを如実に表しているところであるといえます。ただ、だからといってくるみをボリボリ食べるというのもなんとなくイメージとしてはピンと来ない人が多いと思います。しかしくるみというのは、主役にはなれない・・・というか、あえて主役にならず、名わき役というか、準主役的な食材としての能力が高いことも、みなさんはご存知かと思います。

日本ではあまりくるみが食材に用いられることは多くありませんが、くるみを用いたレシピをいろいろ研究してみて、食事へのアクセントを与えるのと同時に、生活習慣病の予防も目指すという発想は、実に素晴らしいことのように感じられます。食事にくるみを取り入れるメリットは、ちょっと想像するだけでも相当大きいものがあるといえるのではないでしょうか。

日本におけるくるみと生活習慣病の関係

残念ながら、現状では日本でくるみと生活習慣病の関係が積極的に研究されているわけではありません。ただ、日本人の興味をひくような表現をあえてするならば、ω-3脂肪酸というよりも、ポリフェノールを豊富に含んでいますという表現のほうが、多くの人がくるみへの関心を高めることになるのではないかという気がします。

ポリフェノールの効能についても、ω-3脂肪酸と非常に似ているところが多く、やはり血管へのダメージを最小限にとどめるといった効能が期待されることになるわけですが、それ以外にも、細胞膜に与えるダメージも最小限にとどめることができる効能がポリフェノールには確認されています。ですから、ポリフェノールを豊富に含むくるみを摂取することで、動脈硬化の予防効果を得ることができるのです。

くるみにはダイエット効果も!?

くるみにもうひとつのメリットを求めるとするならば、やはりダイエット効果ということになるでしょう・・・というと、おそらく多くの人が、え!?と驚くのではないでしょうか。というのも、くるみというのは、イメージ的に高カロリーで高脂肪という印象はぬぐえないところですし、実際ω-3脂肪酸が豊富に含まれているというお話を再三にわたってしてきましたので、くるみを積極的に摂取したくても、ダイエット中だから・・・という葛藤に揺れる読者の方も少なくなかったと思います。

ところが、もう一度言いますが、くるみにはダイエット効果も期待できるのです。もちろん、私たちの身体に蓄えられている脂肪を燃焼させるという効果を持つ成分を、くるみが含んでいることも事実ですが、これは少々難しい話になりますので、くるみの成分によるダイエット効果ではなく、くるみが満腹感を得られる食材であるというところにも注目しておきたいと思います。

上記でお話してきたように、くるみを軽くひとつまみ分だけ毎日摂取すれば、生活習慣病の予防には絶大の効果があることは、もうご理解いただけていると思います。そのくらいの量であれば、くるみを毎日摂取しても、ダイエットの邪魔をすることはありません。それどころか、それだけの量を夕食の前に摂取すると、くるみはかなりの満腹感を与える食材ですので、夕食の食べ過ぎの防止にもなるのです。

ダイエットは美容の面で大きなメリットになることは間違いありませんが、生活習慣病予防を考える上でも、やはりダイエットなくして予防なしと断言できるはずです。だからこそ栄養面だけではなく、くるみという食材の特徴を生かしてダイエットを可能にし、なおかつ生活習慣病もガッチリ予防することができるのです。

正直、これほどメリットが大きい食材も、他にそうそう思い浮かびません。ぜひみなさんもくるみを食べて、おいしさと生活習慣病予防と、そして、なかなか実現することがなかったダイエットの成功を手に入れてください!

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