ウォーキングをすると健康効果がある!?ぜひ実行してお試しを!

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ウォーキングの基本的な効果について

近年、ウォーキングをする人が年々増えてきているという印象があります。ウォーキング人口の増加の背景には、当然高い健康効果という見返りがあります。ではまずは、私たちの日常生活の中にウォーキングを採用することによる一般的なメリット、基本的な効果についておさらいするところからお話をはじめてみたいと思います。

肉体面でのメリット

ウォーキングをすることによって、血のめぐりが良くなることが知られています。というのも、ウォーキングをすることによって非常に強い刺激を受けるのがふくらはぎという部位で、実はこのふくらはぎという部位には、下半身の血流をよくするという重要な役割があるからです。ですから足の裏とならんで、ふくらはぎは第二の心臓とか下半身の心臓などと呼ばれることもあるほどです。

そんな重要な部位の働きが活性化することにより、血のめぐりは非常に良くなります。血のめぐりが良くなれば、いきなり虚血性疾患が改善されるなどの大きなことではないにしても、高血圧を改善できたり、肥満を改善できたりする上では非常に重要な意味を持つのです。特に東洋医学では、血のめぐりの善し悪しが重視される傾向が強いですが、すべての病気は血のめぐりの悪さに由来するといった考え方も東洋医学の範囲ではごく普通です。

代謝をアップさせる

ダイエットと代謝の関係は密接です。特に基礎代謝は、その人の体質とも大きくかかわっています。

食事制限や運動をしてもなかなかダイエットを成功させることができない理由は、体質にあるなどとよく言われます。体質だから仕方がないよ・・・なんて言われてしまったら、真剣にダイエットを成功させたいと考えている人にとっては、あまりにも残酷な言い方になってしまいます。

もちろんその人の体質のせいで、同じメニューをこなしてもひとりはダイエットを大成功させることができたのに、自分だけできなかったということは、実際に起こり得ます。ただ、体質だからといってあきらめる必要はまったくありません。なぜなら、痩せにくい体質は、改善することができるからです。そして、その体質改善のための重要なヒントのひとつになっているのが、ウォーキングによる基礎代謝のアップであると考えられます。

要は、基礎代謝をアップさせることがダイエット成功への近道であるといえます。簡単に言ってしまえば、基礎代謝がアップすると、寝ているだけで勝手にダイエットしてくれるという具合に、太りにくい体質になるのです。継続的なウォーキングは、基礎代謝アップの効果があるとされています。ですからダイエットできずに悩んでいる人は、ぜひ継続的なウォーキングを実行していただきたいと思います。

精神的なメリット

ウォーキングをすることによって、ストレスが解消されることを、おそらく実体験から学習したことがあるという人は多いと思います。ストレスが解消されるだけでも精神面では非常に大きなメリットになります。ストレスがさまざまな病気や、あるいは病気のきっかけとなる不調につながることは、近年ではよく知られるようになってきています。生活習慣病の原因となるストレスを解消することができるのですから、間接的にもウォーキングには素晴らしい健康効果があるということになります。

という具合に、極めて一般的な、そしておそらくみなさんもご存知である基本的なメリットだけでも、ウォーキングをする価値は十分あるはずです。しかし実は、ウォーキングにはもっと(というか、新たな)素晴らしいメリットがあるのです。これについて、次のところでお話していくことにしましょう。

ウォーキングには腸内環境を改善する力がある!

腸内環境ということばが割と一般的になって、比較的違和感なく耳に入ってくる時代になっています。腸内環境の善し悪しによって何が変わるのかというと、たとえば免疫力がアップするかどうかの分かれ目になったり、特に新しいところでは、高尿酸血症・痛風とのかかわりがあるなどと考えられていたりします。これはほんの一例ですが、腸内環境が実にさまざまな影響を与えるということが、ここにきてわかってきています。

これだけ注視されるようになってきている腸内環境の改善に、実はウォーキングがひと役買っているということも近年わかってきているのです。ここからは、そのことについてお話していきたいと思います。

ウォーキングによって腸内フローラが健康になる!?

最近になって、テレビなどのメディアでも取り上げられ、注目をあつめるようになってきているのが、腸内フローラと呼ばれる腸内環境の状態を示す用語です。そもそも腸内環境というのは何をもってその善し悪しが決まってくるのかというところが、まずは重要になってきます。実は、腸内環境の善し悪しというのは、腸内に常駐している細菌の種類別のバランスによって決まってくると考えられているのです。

実は、腸内に常駐している細菌は、100兆を超えると考えられており、腸内フローラによっては糖尿病をはじめとする多くの生活習慣病や、加齢や肥満をはじめとする体質の決定、さらには心疾患に至るまで、ありとあらゆる影響がおよぶと考えられているのです。そして、最近になってわかってきたことが、腸内フローラが悪化することによって、脳疾患のリスクが高まるということなのです。

ところが、ウォーキングをすることによって、腸内フローラの状態が改善し、上記の病気のリスクが軽減されるということが、研究によってわかってきているのです。特に、ウォーキングによって脳疾患のリスクが軽減するという事実確認がとれたというセンセーショナルなニュースが、多くの医学関係者のこころを揺るがしたということも伝えられています。

もちろん、脳疾患に限った話ではなく、生活習慣病全般に効果が見込めるということですから、この研究結果を信じるのであれば、できるだけ積極的にウォーキングを採用していただきたいと思います。

できるだけ早い時期からのウォーキングや運動習慣が重要!

年齢を重ねてからでは腸内フローラの改善に効果がないとは言いませんが、やはり運動性能自体はどうしても若いほうが優れているのは事実です。ですからどうしても若いうちからウォーキングをはじめとする運動を取り入れることが重要であるということには理屈上なってきます。

ウォーキングによる腸内フローラの改善効果に関する研究において、現在わかっているのは、比較的若い世代のウォーキングによって、腸内フローラの改善が活発に行われるというところまでです。年齢を重ねてから、果たしてウォーキングによる腸内フローラの改善がどこまで盛んに行われるのかということについては、まだ研究でわかっていない段階なのです。

ですから、少なくとも現段階では、ウォーキングによる腸内フローラの改善効率を高めたいのであれば、ウォーキングをはじめるのは若ければ若いほどよい、ということになるのです。

ウォーキング以外の運動でも腸内フローラは改善される!

筋肉の成長や骨格形成を研究する分野においては、1種類の運動よりも、いろいろな運動を取り入れたほうが、筋肉の成長や骨格形成については理想に近いということがわかっています。そして実は、このことは腸内フローラの改善についても同様のことがいえるのです。

ウォーキングが腸内フローラの改善には大いに役立つことは事実ですが、ウォーキング以外にもさまざまな運動を取り入れることによって、さらなる腸内フローラの改善に高い効果が期待できるということもすでに研究されています。

ですから、もちろんウォーキングだけでも効果は大きいですが、それ以外にも、たとえばストレッチや、あるいはスイミングなどの有酸素運動、もしくは筋トレのような無酸素運動を取り入れ、ウォーキングと組み合わせることによって、腸内フローラの改善にはさらなる効率が期待できるのです。

今回は、最近いろいろな方面で注目されるようになってきている腸内環境、腸内フローラとウォーキングをはじめとする運動との関係についてのお話をしてきました。昔から運動は健康を保つためには重要であるとか、理由はよくわからないけれど、歩くこと(ウォーキング)は身体に良いことであるというようなことが言われてきましたが、その理由や健康効果を得るメカニズムの一端が、多少は明らかになったのではないかというふうにも感じられます。

みなさんも、これまでウォーキングを続けてきたという方は、ぜひ今後も続けていただきたいですし、また、現在はウォーキングをしていないという人でも、もし上記のお話でウォーキングをするということに共感を持ちましたら、ぜひ新たにウォーキングをはじめていただきたいと思います。

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