タバコ病で一番おそろしい肺がん!死亡者数などのデータを分析!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

肺がんをはじめとする呼吸器系のがんに関するデータ

タバコ病と呼ばれる病気は、とにかくその対象範囲が広すぎるために、逆にタバコによる影響がぼやけてしまうところもあります。しかしやはりタバコ病といえば肺がんをイメージする人が多いことからもわかるように、がんの中でも肺がんなど呼吸器系のがんは特に怖いとされる病気です。ここでは、肺がんをはじめとする呼吸器系疾患に関するさまざまなデータを分析しつつ、タバコ病の怖さ、タバコ自体の怖さについて検証していきたいと思います。

呼吸器系のがん(気管や気管支、肺の悪性新生物(肺がん))の罹患者数に関するデータ

まずは、呼吸器系のがんに罹患する患者さんの数的データから見ていくことにしましょう。呼吸器系のがんというのは、気管や気管支、肺の悪性新生物(肺がん)を指します。平成23年のデータによりますと、呼吸器系のがんに罹患している日本人の患者数は、13万8000人にのぼるとのことでした。ただし、ここでいう患者というのは、継続的な治療を行う人のことを指します。

このうち、男性の罹患者数は8万8000人、女性の罹患者数は5万人にのぼるというデータがあります。このデータからもわかるとおり、喫煙者が多い男性のほうが女性よりも多くの呼吸器系のがんの罹患者を出していることになります。つまり、タバコが呼吸器系のがんとより密接な関係を持っているということを端的に表しているデータということになります。

また、呼吸器系のがんの治療方法の比率では、入院治療のほうが通院治療よりも多く、その比率は約1.2倍であると考えられています。

呼吸器系のがんに関連した医療費についてのデータ

平成25年のデータによると、気管、気管支および肺の悪性新生物(肺がん)にかかわる医療費は、4255億円にのぼったとのことでした。肺がんにもいろいろな種類がありますが、特に扁平上皮がんと呼ばれる、タバコ病の中で最も危険ながんが主要な肺がんになります。ですから当然この医療費の多くが、扁平上皮がんということになります。

呼吸器系疾患の医療費を年齢別で見てみると、次のようになります。

  • 0歳以上14歳未満・・・1億円
  • 15歳以上44歳未満・・・91億円
  • 45歳以上64歳未満・・・1128億円
  • 65歳以上・・・3036億円 (65歳以上70歳未満・・・814億円)
  • 70歳以上・・・2222億円 (70歳以上75歳未満・・・231億円)
  • 75歳以上・・・1391億円

すべてではありませんが、生活習慣病の多くが、年齢と死亡者数、医療費などが比例しているといえます。呼吸器系のがんに関する医療費についても、一部でその傾向は踏襲されています。しかし70歳以上の年齢層では、生活習慣病全体という意味では、多少一般性を欠いているところもあります。

これに関しては、特に死亡者数との絡みで、比例関係が崩れている可能性もありますので、引き続いて呼吸器系のがんに関連した死亡者数のデータもチェックしていきます。

呼吸器系のがんによる死亡者数に関するデータ

ここからは、がんに特化してお話を進めていきます。呼吸器系のがんには、扁平上皮がんをはじめとする肺がんはもちろん、気管、気管支のがんを含みます。呼吸器系のがんによる死亡者数は、平成26年の1年間のデータによれば、総数が7万3396人にのぼりました。そのうち男性は5万2505人、女性は2万891人ということで、男性は女性の2倍以上の呼吸器系がんによる死亡者数を計上しています。これはやはり、女性にくらべて男性のほう喫煙率が高いことが影響していると考えられます。

ちなみに、喫煙者のがん罹患率は、非喫煙者の5倍にものぼると公表されています。

がんに関する情報は、どんながんであってもかなり詳細なデータが公表されるようになってきていますが、呼吸器系のがんに関しては特に、どうしても喫煙とのかかわりが重視されるようになります。ですから、治療はもちろんですが、呼吸器系のがんを予防したいという場合にも、とにかく禁煙することからすべてがはじまるということがいえます。

現在喫煙しているという人でも、将来呼吸器系がんになりたくないと考える人がほぼすべてであるといって間違いないでしょう。であれば、まずは禁煙することからすべてがはじまると、そう考えるべきです。がんばって禁煙していただきたいと願います。

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