小さなナッツが大きなパワーを生みだす!注目の健康食品ナッツ!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

ナッツへの注目度が高まりつつある!

健康食品というと、どこか人工的な感じでしたが、近年はむしろ自然な素材に注目が集まるようになってきています。しかも、漢方につかわれるような、収穫が難しい植物などではなく、スーパーマーケットで簡単に購入することができる素材が健康食品として注目されるようになってきています。

それどころか、今回ご紹介する食材は、簡単に入手できるというだけにとどまらず、特別な調理も不要な、非常にお手軽な健康食品ということで、実際ここにきて非常に注目度が高まっています。その食材とは、ピーナッツに代表されるナッツ類です。さりげないシーンで私たちの味覚を楽しませてくれ、また、空腹のちょっとした足しにしたり、お酒のおつまみとしても絶品だったりするナッツが、実はかなり大きなパワーを有しているということが、近年研究によってわかってきているのです。

ということで、今回は小さいながらも驚くべきポテンシャルの高さを示す、ナッツ類に関する健康効果について、お話していきたいと思います。

健康効果が高いナッツの種類と効能

ナッツというと、その代表格はもちろんピーナッツ(落花生)ということになりますが、実は、ピーナッツ以外にもナッツ類として高い健康効果を期待することができる種類があります。たとえば、チョコレートなどに入っているアーモンドもナッツ類に含まれますし、お菓子やお料理の名わき役となるのがクルミであり、クルミも実はナッツ類に属することになります。そして、外来種のナッツ類にも非常に高い健康効果が見込めます。たとえば、カシューナッツやピスタチオがその代表的な種類になります。もちろんもっといろいろな種類が外来種にはあります。

イメージとしては、ナッツ類の脂質が高いため、ダイエットをしている人からすれば、敬遠したくなる食材というイメージもありますが、実はそれも完全に誤解であって、ナッツ類には、ダイエットをしている、あるいはこれからダイエットしたいという人にとっても推奨される食材なのです。

たとえば、メタボリックシンドロームを発症している患者さんにとっても、メタボの解消にはナッツが非常に有効であるという研究結果が出ていますし、また、メタボリックシンドロームの以外の生活習慣病に対しても、たとえば心筋梗塞に代表される心疾患への非常に高い予防効果が、ナッツ類には期待されているのです。

それでは、ナッツ類の健康効果について、次のところからはさらに具体的にお話していくことにしましょう。

あらゆる生活習慣病に効果的なナッツ類!

上記で簡単にナッツ類の健康面への効果の高さについて説明しましたが、実は、ナッツ類の健康効果は、メタボリックシンドロームや心筋梗塞などの心疾患だけにとどまりません。ありとあらゆる生活習慣病に対して効果が期待できるといっても過言ではありません。ここからは、そういったナッツ類の効果について、具体的に見ていくことにします。

その前に、なぜナッツ類にはそうした健康効果が期待できるのかということについて、まずは簡単にその理由を説明しておきたいと思います。

脂質が高いナッツ類、なぜ健康効果が高い?

ナッツ類というと、非常に脂質が高い食材として知られています。そのため、特に小さなお子さんに対しては、食べすぎを警戒して、ナッツ類をたくさん食べすぎると鼻血が出るよ、などといって、ナッツ類の摂取の抑止力としてきた歴史が日本にはあります。おそらく、ナッツ類を食べすぎると鼻血が出るなどと親兄弟から注意喚起された経験をお持ちの人は多いと思います。

しかしながら、ナッツ類の健康効果が高い最大の理由となっている栄養素こそ、実はナッツ類に豊富に含まれる脂質なのです。脂肪の摂取=太るという図式は、ある部分では正しく、ある部分では正しくありません。バターや肉の脂などに含まれる、飽和脂肪酸の動物性脂肪については、太りやすい原因となり、また、過剰摂取によって生活習慣病のリスクは増大します。

しかし、魚類や植物油の多くに含まれる、不飽和脂肪酸(多価不飽和脂肪酸など)に関しては、植物性脂肪にしても動物性脂肪にしても、血液をサラサラにする効果が期待されるのです。血流の促進が、健康面で大きなメリットとなることは、みなさんもすでにご存知のとおりかと思います。まさにそれが、ナッツ類の健康効果の高さと大いに関係しているということになるのです。

さて、前置きが少々長くなりましたが、それでは、いよいよ具体的なナッツ類の生活習慣病に対するメリットについてお話を進めていきます。

高血圧の予防と抑制に対する効果大!

心疾患や脳疾患などの生活習慣病と密接に関係しているのが、高血圧です。血圧が高い人ほど、さまざまな生活習慣病を発症しやすいことは、今の時代、その事実を知らない人はほぼいないに等しいでしょう。そんな高血圧の予防ならびに抑制効果に大きな期待が持たれているのが、今回テーマとなっているナッツ類なのです。

上記でお話したとおり、ナッツ類に豊富に含まれる不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにする効果がありますので、これは言い換えれば、血圧を下降させる上で非常に有効であるということになります。ですから、近年あちらこちらで紹介されているナッツ類を用いた健康法として、毎日10粒程度のナッツ類を食べるという方法があります。これによって、生活習慣病にとって諸悪の根源ともなりうる高血圧を抑制することができると考えられるからなのです。

善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスを保つ

ナッツ類の効能としてさらに注目していただきたいのが、ナッツ類には、善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスを整え、保つという効果が期待できるというところです。というのも、ナッツ類に含まれるフラボノイド、レスベラトロールなどの成分には高い抗酸化作用があり、血管の損傷を修復する効果が高いということが、研究からわかっているのです。

血管の状態が、善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスに影響を与えるということもすでに知られるとおりですが、このことから、ナッツ類にはコレステロールをうまい具合にコントロールする効果が期待されることになるのです。

がんの予防効果があることもわかった!

高血圧の予防と改善、メタボリックシンドロームの解消、予防、そして善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスをコントロールという具合に、ナッツには驚くべき数々の効能があるというお話をしてきましたが、極めつけは、ナッツ類にはがんを予防する効果も期待できるということでしょう。生活習慣病の中でも最も恐ろしい病気ががんですから、最近コンビニなどの店頭にナッツ類が所狭しと並んでいるのもうなずけます。

ナッツ類のがん予防効果の高さは、上記でもお話した、フラボノイドやレスベラトロールによる強い抗酸化作用が関係しているということが想像できるかと思います。損傷した血管を修復する能力に長けている栄養素ですから、ナッツ類を摂取することによって、がんのもととなると考えられる活性酸素を撃退することができる、あるいは活性酸素の影響を受けにくい血管にするという効果が期待されるのです。

血管の損傷が修復され、活性酸素を撃退することができれば、がんの発症リスクは大きく軽減することになります。これが、ナッツ類にがんの予防効果があると考えられる根拠になっているのです。

お腹が減ったらナッツ類を食べよう!

ダイエットをしている人にとっては、間食は絶対にすべきではないということが、知識として脳の深い部分にインプットされているという印象もありますが、一説によると、空腹時に少しだけ間食を取り入れることによって、夕ご飯の過食にブレーキをかける効果が期待できるとも言われます。

しかしそうは言っても、何とかダイエットを成功させたい人が間食をするというのも勇気が必要になることでしょう。それに、お菓子類の多くには、飽和脂肪酸の動物性脂肪が豊富に含まれており、また、塩分や糖分が高いということもよく知られるところです。ですから、間食したほうがよいといっても、ダイエットにも健康にも良くないファクターをわざわざ取り入れるというのが、どこか釈然としないものを感じなければならないのです。

しかし、そんなときこそぜひナッツ類を間食に何粒か食べていただきたいと、強く思うのです。ナッツ類であれば、塩分や糖分はゼロ、もしくは、加工されているナッツ類であったとしても、塩分や糖分は最小限にとどめられているはずです。そして何より、上でお話してきたとおり、ナッツ類には高いダイエット効果があることがわかっているのです。

であれば、小腹がすいたときにこそ、積極的にナッツ類を食して、これを間食とすれば、小腹を満たしながらもダイエット効果を得ることができ、しかも夕食の食べすぎのリスクも軽減できるということで、これ以上のメリットはないといっても過言ではないレベルで、私たちの美容や健康に貢献してくれることになります。

ということで、お腹が空いたときにこそ、ナッツ類を間食に採用していただきたいと思います。うしろめたさを感じながら間食をするのではなく、積極的な間食が可能になるのがナッツ類です。心身に対してこんなに魅力的な食材は、ちょっと他に思いつかないと個人的には思います。

ただし、不飽和脂肪酸であるとはいっても、ナッツ類は脂質が高い食材であることには違いありませんので、いくら美容や健康によいからといって、あまりにも大量に摂取しすぎることだけは控えなければなりません。このことを守りながら、積極的にナッツ類を摂取していただきたいと思います。

Top