タバコ病の最大の脅威は肺がん!予防のためにやめる勇気も必要!

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タバコ病の最大の脅威は肺がん!

タバコを吸いながら、自分はがんにならないと確信している人はほぼいません。やはり、タバコ病最大の脅威となるのが、肺がんです。タバコを吸うか吸わないかによらず、現段階では、がんを発症することほど精神的ショックが大きくなる病気は他にないでしょう。そういうリスクを自ずと高めるのが、タバコです。

もちろん、タバコを吸っているからといって、必ずしも肺がんになるとは限りません。それに、タバコ病自体さえも、ほんとうに起こるかどうかということについては、喫煙する人の体質と運の強弱による部分も正直あります。そうはいっても、喫煙者のタバコ病や肺がんの発症のリスクだけは、喫煙という行為をストップしない以上間違いなく高まることになります。この点だけはしっかりと理解しておくべきです。

タバコ病というくくりでいえば、肺がんに限らず、ありとあらゆるがんがタバコ病に加わるというのが実際のところですから、何も肺がんばかりがピックアップされることもないという思いがある反面、やはり、特に肺喫煙の場合、タバコ病の最大のリスクは肺がんであるといわなければならないということになります。

それでは、ここからは喫煙者にとって少々怖い話になるかもしれませんが、肺がんについていろいろお話していきたいと思います。

肺がんの病態について

肺がんは発症死亡率が極めて高い病気です。万一肺がんの診断を受けたら、その時点である程度は死を覚悟しなければならない病気であるということになります。ただし、肺がんになったからといって、必ず死だけが待ち受けているわけではありません。肺がんを発症しても助かる方法はあります。

その最大の方法は、早期発見、早期治療です。このふたつがクリアされることで、怖い肺がんから見事生還した人は多いです。今の時代、がんは治る病気であるといわれることが多くなってきています。それだけ医療技術が進んだということではもちろんあります。

ただし、やはり肺がんを克服するためには、早期発見、早期治療の2語が最大のキーワードになるということだけは間違いありません。

がんと肺がんによる死亡率の高さについて

がんの中でも肺がんによる死亡率は、未だトップをキープしています。ですから、喫煙者にとってみれば、肺がんがますます大きな脅威にさらされることになります。もちろん、肺がんだけでなく、がん全体をひっくるめた統計で言えば、がんによる死亡率は圧倒的に高くなります。

そればかりか、上でも触れたように、タバコ病に属するがんは、肺がん以外にもいろいろながんがあるということを踏まえると、やっぱりタバコはやめたほうがよいとしか思えなくなってきます。その中でも特に肺がんによる死亡率が高いのです。

タバコを吸うことによってできる肺がんには特徴があります。実は、肺がんにもいくつかのタイプがあって、どのタイプの肺がんを発症したかによって、直接的な原因がタバコにあるか否かが検討されることになります。そこで、次のところでは、タバコ病と考えられる肺がんのタイプについてお話していきたいと思います。

タバコ病に属する肺がんのタイプ

同じ肺がんの中でも、タバコによる影響が大きいと考えられるのが、肺扁平上皮がんと呼ばれるタイプの肺がんです。肺扁平上皮がんは、その病名のとおり、扁平上皮と呼ばれる細胞ががん化してしまうことで発症するタイプの肺がんです。扁平上皮細胞は、気管から気管支の内部を覆うように位置している細胞です。イメージとしては、タバコの煙(主流煙)によって最も毒されやすい部位の細胞であるということになります。

また、そういう位置関係にある細胞ですから、たとえばレントゲン検査などでは、よほどがんが進行してからでないと異常としてキャッチできないという怖さもあります。要するに、肺扁平上皮がんの場合、少なくともレントゲン検査だけでは早期発見が難しくなってしまうということになるのです。がんの克服の大前提となる早期発見が叶いにくいがんだからこそ、扁平上皮がんはなおさら怖いのです。

そしてもう一点おそろしいことは、肺という箇所にできてしまっているということです。つまり、肺という器官は、みなさんもご存知のとおり、全身のすべての血液が集まってくる場所であり、当然それだけ血管の数が多いことになるわけです。とすると、肺扁平上皮がんを発症したときに、その部分のがん細胞が血管内に入り込み、全身に散らばってしまうおそれがあるということになります。

がん細胞というのは、増殖し続ける細胞です。ですから、がん細胞が血管内に入り込みやすいという構造上の理由から、肺扁平上皮がんは、非常に転移しやすいがんであるということがいえるのです。

ということで、次のところでは肺がん(特に肺扁平上皮がん)の予防方法や治療方法についてお話することになります。もちろん扁平上皮がんに治療方法がないわけではないものの、できることならしっかりと予防をして、肺がんにはならないという選択肢のほうを最優先すべきであるということになります。

肺がんの予防方法と治療方法

予防方法に関しては、基本的には有無を言わずに禁煙することが第一ということになります。ただ、単に禁煙するという以外にも、ストレスや食生活も関係してきますし、また、何よりも重要なことは、検査をしっかりとするということになりますので、そのあたりのことについてお話していきたいと思います。

肺がんの予防方法について

肺がんの予防方法としては、まずは禁煙が大前提になります。逆に言えば、禁煙をしないで他の何らかの方法による予防にチャレンジしても、おそらく何をやろうと肺がんの予防にはならないであろうということだけは、はじめに断言しておきたいと思います。禁煙できたとしてもまだタバコのことを考える必要があるとすれば、それは、ご自身が吸うタバコではなく、他人の吸うタバコの煙さえも受け入れるべきではない、ということでしょう。そのくらい、禁煙が肺がん予防にとって重要なファクターなのです。

タバコ云々とはまったく無関係なファクターとして、やはり食生活の内容が、肺がんに影響しているという説があります。野菜中心の食事をこころがけ、また、塩分は控えめにするということも、肺がん予防には非常に重要であると考えられています。このことに関しては、肺がんだけでなく、おそらくどんながん、さらにはどんな生活習慣病にも言えてしまうことになりますが、肺がんももちろん生活習慣病の一種ですから、食生活のことに気をつかいながら予防をするという方向性は、間違いではありません。

肺扁平上皮がんの検査方法について

上でもお話したように、タバコ病の一種である肺扁平上皮がんの検査に関しては、X線が届かない位置の検査になるため、その早期発見を目的とする検査であるなら、レントゲン検査はあまり意味がないと言わなければなりません。では、どんな検査が有効であるかということについてもお話しておきましょう。

肺扁平上皮がんの早期発見のための検査は、喀痰検査といって、痰にがん細胞が含まれているかどうかで判断できます。また、さらに詳細を判断するためには、レントゲン撮影ではなく、CTスキャンやMRIなどに通す必要があると考えられています。

肺がんの治療方法について

一般的に、がんの治療で最初に検討すべき方法が、外科的な方法です。つまり、がん細胞を切除するという手術治療です。すでにご承知のとおり、がん細胞が巣食っている部位やステージ、あるいは年齢などの理由で手術できる体力があるかどうかといったファクターによっては、手術すべきではない病巣の場合もあります。しかし肺がんの場合、基本的には切除可能ということにはなるでしょう。

ただ、もしいろいろな事情で切除することができない、つまりは、手術はできないとお医者さんが判断した場合には、放射線や抗がん剤の投薬などによる化学療法という手段も近年はしっかりと確立されてきています。

抗がん剤というと、とにかく副作用が厳しく、まさに体力と精神力による、文字通りの死闘が繰り広げられるといったイメージもありあすが、しかし近年の抗がん剤治療では、かなりピンポイントにがん細胞だけを攻撃できるタイプの抗がん剤が増えてきているという部分で、がん患者さんにとっては希望の光が多少見えるようになったとも言えるでしょう。

ただ、長期間の喫煙歴によって、仮にそうした新しいタイプの抗がん剤であったとしても、非喫煙者の患者さんにくらべると、かなり副作用は厳しくなりやすいといわれています。ですから、せっかくの抗がん剤においても、タバコを吸うことにはまったくメリットがないということがいえるでしょう、

ここまで肺がんについての知識をみなさんと共有してきましたが、いかがでしょうか?やはり、特に喫煙者のみなさんからすれば、定期的な検査がまずはとても重要になってくるといえます。もちろん他のがんも、あるいはがん以外の病気についても、検査はとにかく重要ではありますが、やはり命の危険と密接ながんの検査だけはスキップすることなく、しっかりと受診していただきたいと思います。

そして、繰り返しになりますが、肺がんの予防や治療のためには、やはり何としてでも禁煙していただく必要があるということだけは、声を大にしていわなければなりません。禁煙の方法も多様化してきているので、どの方法が最も自分にあっているのかといった見極めが重要になります。

喫煙者は、最も自分にあっている方法をできるだけ早く見つけ、禁煙に、つまりは肺がん予防にチャレンジしていただきたいと思います。

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