寝すぎに要注意!会社がお休みの日の過ごし方に気を付けよう!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

時差ボケを無意識に経験しているおそれ

海外出張や海外旅行をされた経験がある方は少なくないと思いますが、その中でも、時差を経験されたことがあるという人もおそらく多いでしょう。何度も海外出張や旅行を経験していれば、時差の影響も最小限にとどめることができると思いますが、特に長時間のフライトをはじめて経験されたという方は、体質によってはかなりつらい時差ボケに襲われることになることもあるはずです。

あのつらさは、経験した人でないとなかなかわからない感覚ではあると思いますが、ひどい時差ボケともなると、何というか、風邪と船酔いと二日酔いが一度に襲ってくるような、そんな厳しい状況を迫られることになります。

では、私は出張にしても旅行にしても、海外に出かけることなんてないから大丈夫!という人は、時差ボケを経験することがないのかというと、意外にも、そんなことはないのです。いやいや、私は国内旅行もしないから・・・という人も、時差ボケの可能性はあるのです。

は?とお思いかもしれませんね。そんなバカな、と思うかと思いますが、無意識のうちに時差ボケのような症状を起こしていることもあるのです。そのあたりの事情についてもお話しましょう。

どうもこのところ体調がすぐれない・・・それはもしかしたら一種の時差ボケかも!?

会社に勤めていると、何か特別なことをしたというわけでもないのにどうも体調がすぐれないと感じることもあります。人間ですから、ときには体調も崩しますし、風邪を引くことだってあるでしょう。ただ、風邪のようにどこかが明らかにおかしいということではなく、なんとなくだるい、気分が乗らない、なぜかいつも眠いといった、心身ともにはっきりしないようなこともあります。

もしかしたら、これは時差ボケの一種なのかもしれません。では、海外旅行もせず毎日真面目に会社に通って仕事を頑張っているだけなのに、どうして時差ボケのような症状が起こるのか、もちろん不思議に思われることでしょう。しかし実は、平日一生懸命仕事をしている人でも、一種の時差ボケの症状を起こすことがあるのです。

時差ボケというのは、ご承知のとおり、実際の時刻と体内時計が示す時刻とが異なることで生じる不具合です。本来正午でなければならないところを、フライトなどによって深夜にタイムスリップすることで、時差ボケを生じることになります。ただ、時差ボケというのは、そうした一挙のタイムラグでなくても生じることがあるのです。人間の体内時計というのは、野生動物などにくらべると劣るなどといわれることもありますが、しかし考えられている以上に精密なのです。

たとえば、平日は毎日同じ時刻に起きて同じ時刻に寝るというサイクルを過ごしていて、会社がお休みの日だけお昼まで眠るといった、そういうライフスタイルによって、私たちの体内時計は敏感に狂いを生じる可能性も考えられます。しかも悪いことに、フライトのような一気のタイムラグではないため、時差ボケの症状もごく軽微であるため、それがまったくケアされることなくやり過ごされやすくなります。

そうなると、本来であれば休息によって疲労を回復しなければならないところを、そのまま引きずって疲労を溜めこんでしまうことになるのです。これが、原因不明の体調不良が起こっている真の理由かもしれないのです。

ライフサイクルの乱れがおよぼす弊害

ライフサイクルが乱れることによって、時差ボケのような状況を招くため、疲労を蓄積しやすくなります。これが、さまざまな弊害をもたらすリスクを高めてしまいます。もちろん、心身が疲労すること自体が悪いわけではありませんし、仕事をしていれば多かれ少なかれ、精神的にも肉体的にも疲労を感じるのは当然のことです。それより何より問題になるのが、蓄積した疲労を抜くことができない、あるいはケアが遅れるといったケースです。

ケアの遅れが悪循環を生み、どんどん疲労が蓄積されていくと、やがて健康を損なうことも当然考えられます。

ライフサイクルの乱れが生活習慣病を呼ぶ

そうしたライフサイクルの乱れが、生活習慣病の原因になることもあります。しかも、その生活習慣病というのが、肥満、糖尿病、心疾患など、生活習慣病の中でも最も代表的な怖い病気へのリスクが高まるわけですから困ったものです。

この結論を得るきっかけとなった研究では、平日と休日の活動時間の差が大きければ大きいほど、肥満の指標となるBMI値が大きくなるという研究結果が得られました。これが、ライフサイクルの乱れが生活習慣病の原因になると考えられる根拠なのです。

確かに、ライフサイクルの乱れが時差ボケのようなだるさや不調をもたらすわけですから、さまざまな健康面への悪影響がおよぶのもわからないでもありませんが、これが糖尿病や心臓病のリスクを高めるというのは正直驚きです。

もちろん、フライトなどで時差ボケが起こるからといって生活習慣病のリスクが高まるということではありません。問題は、時差ボケがもたらす疲労を都度回復できずに蓄積してしまうこと、そして疲労をケアせずそのまま生活を続けてしまうことのほうにあるのです。

また、特にこどもが親の影響で週末だけゆっくり寝てしまうことによって、遠い将来、そして場合によっては近い将来、やはり大人の生活習慣病と同じような健康の問題を抱えてしまうリスクを高めてしまうということもわかっています。そういった意味では、昔から規則正しい生活を送りましょうということが事あるごとにいわれた教訓は、まさに正論だったということになるのです。

ライフサイクルを乱さないためにできる工夫

週末になると遅くまで寝てしまうのは、平日の激務で疲れてしまうから仕方がないではないかという意見も確かにあります。また、金曜日の夜などには同僚とワイワイお酒を飲むというケースも未だ多いようですから、そういう影響で、週末には午前中を徹して睡眠時間に充てるといったライフサイクルも珍しくはありません。

毎日頑張って仕事をしているわけですから、たまにそういうことがあるのは仕方がないでしょう。ただ、そうしたイレギュラーなライフサイクルが当たり前になってしまうことが、非常に大きな問題になるのです。ですから、上記でお話した生活習慣病のリスクがある以上、そのリスクを回避したいのであれば、イレギュラーなライフサイクルを乱さないような工夫をする必要があるのです。

では、どういった工夫ができるのかということについてもお話しておきます。

ちゃんと夜に眠れるような工夫をする

週末になるとどうしても午前中を睡眠時間に充てることになるため、ライフサイクルが乱れる原因になってしまいます。しかし考えてみれば、平日ちゃんと夜の時間帯に眠れるのも、週末午前中にしっかり眠れるのも、平日であればその日1日、休日であれば前の日の夜中、身体が疲労しているからにほかなりません。

運動によって身体に疲労を与える

であれば、休日もただ睡眠するだけのために半日費やすのではなく、休日にも平日と同様に身体を疲れさせることが重要であるということになります。では、休日も働かなければならないのかというと、決してそんなことはありません。休日には、リフレッシュのためにも仕事のことはできるだけ忘れ、その代わり、身体に疲労を与えるために適度な運動をすることが有効なのです。

あまりにも過度な運動をしてしまうと逆効果になりますが、しっかりと汗を流す程度に運動をすることで、身体はちゃんと疲労しますので、その晩はしっかり眠ることができる可能性が高まるのです。

たとえば、土曜日の午前中は睡眠に充ててしまったとしても、その午後にしっかりと運動をすることで、まったく運動をしないよりも、多少は理想的な時間帯に睡眠をとることができるようになるはずです。ただ、午前中寝てしまったとなると、どうしてもいつもどおりの睡眠時間を確保することはできないでしょう。

とすると、また結局次の朝午前中は睡眠に充てることになってしまいそうですが、そのタイミングでこそ、ちゃんと工夫を凝らす必要があるのです。

日曜日の午前中にちゃんと起床することが最大のポイント!

土曜日の夜に眠れない代わりに、日曜の午前中を睡眠に充てると、結果的にここでまたライフサイクルを狂わせることになってしまいます。そこで、狂ってしまったライフサイクルを元通りに戻すためには、まずは日曜日の午前中にしっかりと起床することが大切です。一度狂ってしまったライフサイクルを元に戻すのは簡単なことではありませんが、しかし、日曜日の朝の通常通りの時間の起床こそ、狂ってしまったライフサイクルを元通りにするための最大のポイントであるといえます。

日曜の朝、多少睡眠不足であったとしてもしっかりと起床することができれば、翌週以降は正しいライフサイクルに戻すことができる可能性が高まります。そのためにも、日曜の午後は、ゴロゴロ過ごすのではなく、すべきことをしっかりとこなし、すべて終えたらちゃんと運動をするということが重要です。運動をしなくても、とにかくゴロゴロと生活することだけは控えなければなりません。身体に適度な疲労を与えることで、その夜しっかりと睡眠をとることができるようになります。

土曜日にくらべると、日曜日の夜は土曜日にくらべて日中の睡眠不足が重度ですから、同じ運動をした夜であっても、土曜日よりは日曜日のほうがよく眠れるはずなのです。

という具合に、週末に乱れたライフサイクルは、何としても週末に取り戻す必要があるのです。先々の生活習慣病のリスクを考えたなら、ぜひがんばっていただき、正しいライフサイクルを取り戻していただきたいと思います。

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