ウォーキングは私たちの健康を支える!25分、そしてたったの2分!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

健康維持におけるウォーキングの重要性を再確認

健康維持の対策を意識的に行う人は、基本的にご自身の生活習慣を見直すところからスタートする傾向が強いです。生活習慣の中でもより重視されるようになっているのが、忙しい現代人がいかにして運動をするか、というところです。そして、運動のために時間とお金をつかってスポーツジムなどに通いに行くのではなく、手軽に無料でできるウォーキングが近年ますます重視されるようになっています。

ウォーキングをすることでもたらされる健康面でのメリットはいろいろあります。ただ、ウォーキングによって得られる効果自体はそこまで大きなものではないとする真逆の意見もあります。なにしろ、歩くだけですから、それで何もかもが解決してしまうなら、お医者さんなど必要がないことになってしまいます。

ウォーキングの健康面におけるメリットの最大のファクターは、血行を促進する効果がある、というところでしょう。ウォーキングは、基本的には下半身の運動ではありますが、よくよく考えれば、腕を振る、段差や坂を上り下りするなどといったウォーキングの副産物的な動きによって、全身運動に近い効果が得られるというのも大きなメリットになります。

ウォーキングによって血行が促進される理由は、歩くことでふくらはぎの筋肉をつかうことができるからです。ふくらはぎの動脈には、心臓の弁のような働きがありますので、ふくらはぎの筋肉が伸縮することで、下半身の血行が促進されることになります。そして、上半身の軽度の運動によって、全身の血行促進の効果が得られることになるのです。これが、ウォーキングによって得られる最大のメリットです。

ウォーキングをしたからといってがんや糖尿病が治るということではありません。しかし血行が促進されれば、あとは派生的にさまざまなメリットが生まれることも事実です。東洋医学の分野では、とりあえず血行の促進を目的とした治療が行われるようなところもありますが、そういった医学的な根拠も、ウォーキングには十分見込まれることにはなるのです。

ウォーキングの効果を時間で考える

いくらウォーキングに効果があるからといって、ただ単にダラダラ歩くのでは、本来得られるウォーキングの効果を十分に得ることができないと考えられます。もちろん家でゴロゴロしているよりは多少効果があるとは思いますが、ウォーキングのメリットはもっと大きなものが期待できるのです。

ただ、せっかく高い健康効果があることがわかっているのに、正しく歩いたとしても、果たして歩数ではどのくらい歩けばよいのか、そして時間にすればどのくらいの時間を歩くべきなのかといったウォーキングの詳細については、意外と知られていないところがあります。

たとえば、歩数でいえば、1日当たりの理想とされるのが、7500歩前後といわれます。歩数が決まればおのずと時間が決まってきますが、おそらくこの7500歩という歩数を見て感じることは、毎日そんなに歩く時間がない、ということでしょう。ですから7500歩、歩かなければ健康効果が得られないということになると、忙しい現代人の多くにとって、ウォーキングはあまり効果的ではない健康法ということになってしまうのです。

ところが、時間に関しては、忙しい人向けの救済措置というわけではないですが、ちょっと違った角度でウォーキングをとらえることもできますので、ここからはウォーキングの時間について考え、時間ごとに果たしてどういったメリットを得られるのかということについても考えていきたいと思います。

25分のウォーキングを行うメリット

一般的に、1日当たり7500歩前後のウォーキングがベストであると言われるというお話について上記でお話してきました。ただ実際のところ、7500歩というと、もちろんその人の体格や歩くスピードにもよるところがありますが、平均すれば50分程度の時間を要することになるといわれます。

朝から晩まで働いて帰宅し、お風呂に入りご飯を食べ、多少のお酒を飲む人もいるかもしれませんが、さて、それから1時間弱の時間を費やして深夜を歩くよりも、さっさとふとんに潜り込んで寝てしまったほうがむしろ健康によいのではないかという気が、正直しないでもありません。

それに何より、女性が夜遅くに外を歩くというのはどれだけ健康的であっても決して賛成できるものではありません。また、男性であったとしても、睡眠時間を減らしてまでウォーキングに時間をかけるというのは、そこまで賛成できるものではありません。そうかといって、早朝にウォーキングするのはよほどの決心と勇気が必要になりますし、また、会社の昼休みなどの時間を利用しようとすると、お昼ご飯を食べる時間がなくなってしまいます。

時間的にある程度余裕があるならまだしも、やはりどうしても時間的にタイトな日常を送る人にとっては、男性にしても女性にしても、毎日1時間をウォーキングに費やすというのは、どんなに健康によくても、並大抵の努力では実現不可能ということになるでしょう。

忙しいから25分ウォーキングを導入してほしい

身体にとって最も問題となるのは、何かをはじめるときに感じるストレスが大きくなることです。ウォーキングが大切だからといって、寝る時間や食べる時間を削ってまでウォーキングをすることで、精神的なストレスを感じるのは賛成できません。時間的に余裕がない人にとっては、7500歩―1時間というウォーキングは、正直言って現実的ではありません。しかしだからといって、ウォーキングを簡単にあきらめていただきたくないという思いもあります。

そこでおすすめなのが、25分ウォーキングです。多忙な人にとって問題になるのは、歩数ではなく時間です。この際歩数のことはあまり気にせず、歩く時間を最重要項目として、25分という時間を1日24時間の中からウォーキングのために割いていただきたいのです。7500歩のウォーキングと同じペースで歩くなら、時間的にだいたい半分ですから、歩数的にも3500歩~4000歩前後ということになるでしょう。

一説によると、1日あたり25分のウォーキングを毎日続けることで、約7年も寿命が延びる可能性があるといわれます。しかもこのことは、たとえば心臓疾患を持っている人であってもある程度正しい考え方であるとも言われるのです。もちろん心疾患の人がハードなウォーキングをするのは好ましくありませんが、息があまり上がらないスピードで1日25分のウォーキングを続けるだけで、非常に効果が高いといわれているのです。

たった2分でもウォーキングのメリットはある!

1日7500歩(時間にすれば1時間弱)のウォーキングが難しい人にとって、1日25分のウォーキングである程度の健康効果が見られるのであれば、正直な話、それほど悪い話ではない・・・という印象を受けることと思います。しかし現実は厳しく、1日1時間をウォーキングに割くことができない人にとっては、1日25分に妥協したとしても、事情はそれほど好転しない可能性のほうが大きいのかもしれません。

しかしだからといって、ウォーキングとは別の方法で運動を生活習慣の中に取り入れるとなると、これも具体的にイメージできる方法はないということになります。であるとすれば、結局のところ多忙な人はウォーキングも運動も、ひいては健康維持も、はじめからあきらめなければならないということになるのでしょうか?

結論を言えば、もちろんそんなことはない、ということになります。理想を言えば、1日7500歩のウォーキングをすることが望ましいですし、どうしてもそれができなければ、やはり1日25分ウォーキングをすることが望まれます。しかし、無理なものは無理ですし、そこをなんとかしようとすると今度はストレスになってしまうリスクも増加しますので、できる範囲で何か別な方法を見出すことが大切なのです。

その方法が、2分間ウォーキングと呼ばれる手法です。1日に2分ばかりウォーキングをしたところで何の役に立つのだ・・・という意見もあるでしょう。もちろん、1日に2分ばかりウォーキングをしたところで、まったく無意味です。では、2分ウォーキングなんて結局無意味なのか?というと、そうではありません。

種明かしをしますと、実は2分間ウォーキングは、1日あたりではなく、1時間あたりに割く時間ということになります。たとえば食事の時間や入浴時間、トイレの時間などを除く活動時間のうち、1時間あたり2分間のウォーキング時間を割くことで、健康維持の可能性はグッと高まる、ということになります。

就寝時間、食事、入浴、トイレなど、生命維持のための必要最低限の休息時間を省くと、おそらく1日のうち12時間程度の活動時間があるということになるはずです。その12時間のうち、2分ずつウォーキングに割くことができるとすると、実は上記でお話した、1日当たり25分のウォーキングに極めて近いウォーキング時間を確保できるということに、計算上はなるのです。

もちろん、2分間ずつ12回ウォーキングを行うよりは、続けて25分間ウォーキングをしたほうがよいですが、しかし1時間おきといった、ちょっとした時間に身体を動かすというのも、実は健康維持のためにはとても大切な考え方なのです。

そういった意味で、1時間ごとの2分間ウォーキングは、達成感や満足度は正直かなり小さいとは思いますが、何も実行しないよりははるかに大きなプラスの効果があるということを、特に多忙がちでウォーキングをする時間をなかなかつくれない人にはちゃんと理解していただき、できることならこの方法を実行していただきたいと願います。

Top