40歳を過ぎたらとにかく検査が重要!大腸がんから自分を守ろう!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

大腸がんは40歳を過ぎたら要警戒!

大腸がんは、40歳を過ぎたあたりから罹患率が急上昇するため、できるだけ検査を行うことが求められるがんであるといえます。確かに年齢とともにがんのリスクが高まることは事実ですが、しかし40代から増加の傾向が顕著になるという意味では、大腸がんは他のがん以上に発症年齢が若いという傾向があります。ですからまだまだ大丈夫と思っていても、油断が一番怖いがんであるともいえます。

しかも、特に初期的段階ではほとんど自覚症が表れないというのも、大腸がんの大きな特徴になりますので、これもまた油断につながりやすいといえます。もちろん他のがんもそうですが、大腸がんという病気は特に検査が重要ながんであると考えて間違いないでしょう。

ただ、大腸がん自体は、もちろん怖くないということはありませんが、5年生存率でいえば、がんの中では比較的高い数字が出ているという事実もあります。特に早期発見の場合に限れば、そこまで恐れる必要がないがんであるともいわれます。ただし、問題は早期発見ができるかどうかというところが最大のポイントになるというのは事実です。やはり自覚症が出ない病気は、どうしても発見が遅れがちになる傾向があるのです。ですから、特に40歳を過ぎたら、とにかく定期的な検査をしていただきたいという気持ちは強いです。

それでは、ここからはさらに詳しく大腸がんについてお話していくことにします。

大腸がんの病態について

大腸がんというと、近年の増加傾向が顕著であり、中年以上の日本人にとってはにわかに恐れられる病気になってきました。ただ、同じ大腸がんとはいっても、大腸という器官は物理的な長さが長いパーツであるため、がんが発症する箇所によっては病名が異なることもあります。ですから、まずは大腸という器官について知識を共有するところからスタートしておくことにします。

大腸という器官の説明

私たち人間の内臓器官で、小腸の長さが非常に長いということはよく知られるところでしょう。しかし実は、大腸にもかなりの長さがあるのです。多少個人差や年齢、さらには人種によっても異なるといわれていますが、日本人の場合、平均すればだいたい1.6mの長さをもつのが大腸という器官であると考えられています。

ですから仮に大腸がんと呼ばれるがんに罹患したとしても、大腸のどの部分にがんが発生したのかによって病気の定義や治療法、予後などが異なることもあります。つまり、大腸がんとはいっても、一概に同じ治療法であるとは限らない場合もあるのです。

大腸の位置は、人体解剖図などでご存知の人も多いと思います。盲腸との接続部からスタートし、肛門直前の結腸までを大腸と呼びます。もう少し具体的に説明を加えますと、大腸は、結腸と呼ばれる大部分と直腸とに分かれることになります。結腸は、下から上に向かう上行結腸、背骨に対して垂直な方向に伸びる横行結腸、そして、下方向に下がる下行結腸、下行結腸から直腸につながる曲線部分のS字結腸、そして直腸という構成になっています。

一般的に大腸がんというと、盲腸、結腸、直腸、肛門までつながる過程の大腸粘膜上皮で発症するがんのことを指します。ただ、結腸部分で発症する大腸がんを特に結腸がん、そして直腸で発症するがんを特に直腸がんなどとそれぞれ呼ぶことが多いです。

大腸がんをめぐるデータ

近年の大腸がんの増加率は非常に顕著であり、現在のがん罹患者の中では、大腸がんが最大の人口になっています。やはり食の欧米化による影響が大きいと考えられており、日本人に合うとは思われない高脂肪食品の摂取、そして食物繊維が少ない食生活が、日本の食卓の主流になりつつあるというのが、大腸がん罹患者の増加の最大の要因であると考えられています。

生活習慣病というと、たとえばタバコ病や糖尿病などを思い浮かべることになると思いますが、大腸がんほど食生活という生活習慣に影響される生活習慣病も他にはありません。食物に含まれる脂肪は、体脂肪率を上昇させ、高コレステロールの傾向を高めるばかりではなく、脂肪と胆汁酸、さらには腸内細菌の影響で発がん物質をつくりやすいと考えられています。しかもこれらの物質が小腸では吸収されない分、大腸粘膜に付着することによって、大腸がんが発症すると考えられています。

もちろん、がんという病気の発病の直接的な原因を特定するのは難しい部分はあります。大腸がんだってそれは同じです。たとえば、飲酒やストレス、運動不足などはどれも大腸がんの原因のひとつであると考えられてはいます。とはいえ、やはり食の欧米化が大腸がんの間接的な原因になっている可能性は非常に高いといえます。

大腸がんのサインに要注意!

初期の大腸がんは、痛みや苦しみ、不快感といった自覚症状がほとんどありません。早期段階の自覚症がないため、どうしても発見が遅れがちになるのが大腸がんの特徴であるといえます。とはいえ、大腸がんかもしれない・・・といったサインがまったくないわけではありませんので、そういったサインを見逃さず、検査を受けるためのきっかけにしていただきたいと思います。では、大腸がんのサインについてお話していきましょう。

大腸がんのサインとして最も顕著であるといわれるのが、いわゆる下血です。つまり、排便時に出血が見られることが多いといわれています。大腸がんとは無関係に、肛門から出血している、便に血液が付着しているだけというケースも多いです。しかし、便に血が混じるというのはやはり何かしらの深刻な状況がおよんでいるということに変わりありませんので、できるだけ早く検査を受けることが大切です。

まずよく言われるのが、年齢を重ねてから、あるとき急に便秘がちになる、そうかと思えば、今度は急に軟便になるといった排便習慣の変化が起こっているというケースです。これが大腸がんの重要なサインになっていることもありますので、思い当たる人は注意が必要です。

上記のような症状や変化が見られたら、一度大腸がん検査をしておくということが、非常に重要であるといえます。特に、40歳を超えてきたら、大腸がんのリスクが急激に高まると認識しておいたほうがよいといえます。大腸がんの検査をしないというのも、ひとつの生活習慣です。大腸がんが生活習慣病である以上、善からぬ生活習慣を少しでも改善していくことが何よりも大切です。であるとするならば、検査をするというのも、重要な生活習慣の改善であると考えられなくないのです。

大腸がんの予防方法と治療方法

大腸がんのリスクは、発見時期が遅れれば遅れるほど高まります。逆に、早期発見できれば、他のがんにくらべて、そこまで怖がる必要はないといっても過言ではないがんです。したがって、とにかく検査をすること、検査のきっかけとなるサインをしっかりと受け取ることが、大腸がんの予防という意味では特に重要になります。

ただ、それ以外にも予防の方法はありますので、これについて、ここからお話していくことにします。

大腸がんの予防方法について

がん全体にいえることではありますが、特に大腸がんの場合、運動習慣が大きな予防効果をもたらすと考えられています。確かに食生活で低脂肪・高繊維摂取の習慣を採用するということが、大腸がんでは最大の予防方法であるなどとも言われます。それについては異存のないところですが、やはり、大腸がんと運動不足は非常に密接であるということもデータがありますので、ぜひ積極的に運動習慣を採用していただきたいと思います。

ですから、大腸がん予防の三大要素とも言えるのが、検査、食生活の改善、そして運動不足の解消であると考えても間違いではないはずです。もちろん、排便習慣などのサインの可能性を見逃さないことも予防のための重要な要素になります。

大腸がんの治療方法について

大腸がんの治療については、基本的には外科的治療、つまりは切除による治療になります。内視鏡検査の段階で発見できれば、その場で切除することも可能ですし(もちろんその後も精密な検査・治療を行うことになります)、大きな悪性腫瘍であれば、当然手術によって切除することになります。

一般的に言われているのは、大腸がんは他のがんにくらべると進行スピードがそこまで速くないというところです。それだけ自覚症状もはっきりと表れにくいのですが、それだけに、治療(切除)のチャンスは多いといえます。ですから、万一検査によって大腸がんが発見された場合には、とにかく慌てることなく、しっかりと治療していただきたいと思います。

いずれにしても、大腸がん治療が順調に進められるかどうかの最大のポイントは、早期発見できるかどうか、ここにかかってくることになるでしょう。だからこそ、繰り返しにはなりますが、とにかく大腸がん検査が非常に重要な意味を持ってくるということをご理解いただきたいと思います。

ここまで大腸がんについていろいろお話してきました。罹患人口が多く、また、発症率が高まってきているというところから、大腸がんは非常に怖いというイメージが先行していることと思います。怖いからこそ、逆に検査は受けたくないという発想も意外と珍しくはないようで、どうも大腸がんのイメージによってマイナスな影響を現代人は受けているという気がしないでもありません。

そういった事態を払拭し、改善するためにも、まずは大腸がんの実態を正しく把握することが大切です。大腸がんでもっとも怖いのは、発症率が高いことでもなければ死亡率が高いことでもありません。自覚症状がないことから、発見が遅れてしまうことです。早期発見さえできれば、現代の医学であれば、大腸がんに負けることなどほとんどないのです。

そのことを踏まえ、大腸がんの予防・検査受診をまずはしっかりと行い、万一のことがあったとしても、慌てずに治療していただきたいと思います。

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