おいしく上手に血圧管理!チョコレートを食べて血圧を下げよう!

生活習慣病の症状、予防方法、治療方法、データを知り、生活習慣病と向き合いましょう!
    

チョコレートでチョコっとオイシイ話

みなさんは、チョコレートがお好きですか?チョコレートは相当おいしい食べ物ですから、おそらく、お好きな方が多いのではないかと思います。ただだからといって、ダイエット中の人にとってはおいしいものほどダイエットの妨げになることはすでにご存知のとおりでしょうし、また、血糖値が高めの人にとっても、チョコレートをバリバリ食べるわけにはいかないです。

ただ、血糖値やダイエットについても気にしていないという人にとって、チョコレートは食べておいしいというメリット以外にも、意外と健康面でのメリットを得られるかもしれないというお話があるのです。近年多方面で報告されているチョコレートの健康効果ですから、もしかしたらすでに知識として持っている、あるいはすでに実践しているという人も少なくないかと思いますが、実は、チョコレートを食べることによって血圧が低下するということが、近年わかってきているのです。

そういった意味では、血糖値の不安がなく、ダイエットもしておらず、血圧が少々高めであって、さらにチョコレートが大好きという人にとっては、こんなにオススメである食材は他にないということになります。チョコレートをおいしく食べて健康面の不安を解消できるのであれば、これはまさにオイシイ話ということになるでしょう。

それでは、ここからはチョコレートが血圧を下げる理由などについても、簡単にお話していくことにしましょう。今回のテーマはチョコレート、チョコっとオイシイお話です!

チョコレートがなぜ血圧を下げることができるのか?

チョコレートがなぜ血圧を下げることができるのかということをお話するためにも、まずはチョコレートにはいったいどんな栄養成分が含まれているのかということについて簡単に触れておきたいと思います。根拠は成分から探る・・・これはある意味常套手段ですので、これにならってみたいと思います。

チョコレートに含まれる主な成分は豊富なミネラル

チョコレートとはいっても、チョコレート関連の商品は星の数ほど存在していますので、厳密に言えば、製品としてのチョコレートに含まれる成分に関しては、その製品によって多少異なるところがあるということになってしまいます。ですからここから先は、私たちがおそらくイメージするはずの、甘くて黒っぽい部分だけを指してチョコレートと呼ぶことにしましょう。

で、チョコレートに含まれている主な成分は、以下のようになります。

  • 糖質・脂質・・・まあこれらについては、チョコレートの味や食感からは明らかでしょう。ただ、ここからが非常に意外性を伴った成分になっています。
  • 食物繊維・・・便秘解消といえばこの成分で、カカオの主成分であるため含有量が豊富
  • カルシウム・・・こどもや高齢者にとっては欠かせない栄養素
  • マグネシウム・鉄・亜鉛・・・肌トラブルの改善や血液の状態の良化を促進する成分

いかがでしょうか。これだけミネラルを豊富に含む食材というのも、そうそうあるものではないでしょうし、特にお菓子類に限定して考えたときには、チョコレートのミネラル含有量というのは少々特異というか、少なくとも異例ではあるでしょう。

カカオが血圧を下げる直接的な物質だった!

チョコレートの原料といえば、だれもが知るカカオです。実は、カカオこそ、血圧を低下するために大きな力を発揮する植物(豆)だったのです。ですから、このカカオが原材料であるチョコレートが血圧を低下させるのは、ある意味当然ということになります。

では、なぜカカオが血圧を下げる植物(豆)なのか、カカオにはいったいどんな秘密が隠されているのかというところもまた興味深いですよね。実は、カカオに豊富に含まれている栄養素として、食物繊維以外にポリフェノールが挙げられます。このポリフェノールが血圧を下げる効果としては絶大なものがあるのです。

カカオの場合、ポリフェノールの中でも特にエピカテキンと呼ばれるカテキンが豊富であり、このエピカテキンによって、血圧を下げる効果が非常に大きくなると考えられているのです。ですから、簡単に流れを説明しますと、カカオを原料としたチョコレートを食べ、これが小腸に届くと、ポリフェノールの一種であるエピカテキンが小腸で吸収されることによって、血管を拡張させることができるようになり、これが血圧上昇を抑える役割を果たすというフローになります。

なんでもかんでもチョコレートを食べればよいというわけではない!

さあ、チョコレートの血圧下降効果のメカニズムが理解できたところで、それではこれからどんどんチョコレートを食べようではないかという気持ちにもなると思います。ただ、チョコレートというのは上でもお話したとおり、かなり豊富な種類がありますし、また、たくさん食べると鼻血が出るなどと昔からずいぶん言われてきているとおり、食べ過ぎはあまり良くないというイメージも根強いです。

チョコレートを食べて血圧を下げる際に注意すべき点についても非常に重要です。そこで、ここからはチョコレートを食べる際の注意点についてもお話していくことにしましょう。

どんなチョコレートでも血圧を下げることができるの?

上でも触れましたが、チョコレートには相当数の種類があるため、ほんとうにどんなチョコレートでも血圧を下げる効果が期待できるのかというところには、さらに精査が必要になります。

血圧を有効に下げられるのは、ビターチョコレートだけ!

結論から言ってしまいますと、血圧を効果的に下げられるのは、ビターチョコレートだけ・・・ということになってしまいます。おそらく、現在最も流通量が多いのが、誰もが口にしたことがある、ミルクタイプのチョコレートなのではないかという気がしますが、実は、ミルクチョコレートをはじめ、ホワイトチョコレートなど、柔らかい色合いで甘みが強いタイプのチョコレートは、ほとんど血圧を下げる効果が見込まれないということもわかっています。

ですから、血圧を下げるためにチョコレートを摂取したいのであれば、色が濃く、苦みが強いタイプの、いわゆるビターチョコレート(ダークチョコレート)と呼ばれるタイプのチョコレートを食べていただかなければならない、ということになるのです。ということで、血圧を下げるということを目的としてチョコレートを食べようと考える方は、この点には十分注意してチョコレート選びをしていただきたいと思います。

チョコレートの食べ過ぎには要注意!

チョコレートを食べ過ぎても鼻血が出るようなことはありませんなどという話をどこかで聞いたことがありますが、ただ、だからといって、チョコレートはいくら食べてもよいということでは決してありません。鼻血が出るか出ないかは大きな問題にはなりませんが、糖分が非常に強いチョコレートを食べ過ぎることによって、糖尿病のリスクは増加しますし、また、脂質も非常に高いチョコレートを食べすぎれば、やはり肥満などのリスクも高まることになります。

ですから、生活習慣病である高血圧を改善しようとしてチョコレートを過剰に摂取すると、今度は糖尿病や肥満症、メタボリックシンドロームなどといった別の生活習慣病を発症する危険が必ずあるということについては、あらかじめ想定しておかなければなりません。チョコレートは味的にも非常に魅力が大きいですから、血圧とは無関係に食べ過ぎのリスクが生じる食べ物です。十分注意しましょう。

適正なチョコレート摂取量について

では、どのくらいのチョコレートを食べると健康に血圧を低下させることができるのか?ということになるわけですが、結論から言えば、ふつうサイズの板チョコに換算して、1日当たり約半分~1枚程度がベターであると考えられています。それ以上摂取すると、これはもう完全に食べ過ぎということになりますので、注意が必要になります。

まとめますと、チョコレートを食べて健康的に血圧を下げるためには、

  • ビターチョコレート(ダークチョコレート)を選んで摂取すること
  • チョコレートの摂取量は1日当たりふつうサイズの板チョコ半分~1枚まで

となります。この点をしっかり遵守しつつ、血圧が高くてお悩みの方は、ぜひチョコレートを食べて血圧低下にチャレンジしていただきたいと思います。

Top